【2025年最新版】越境ECで人気の配送方法5選

〜海外配送を成功に導く最適な選択とは〜
越境EC市場は年々拡大しており、2025年も引き続き高い成長が見込まれています。
海外へ商品を届ける際、販売者が最も頭を悩ませるのが「どの配送方法を選ぶべきか」という点ではないでしょうか。
今回は、NEOlogiでも多く利用されている越境ECで人気の配送方法5選を紹介します。※一部今後追加予定。スピード、コスト、追跡性など、目的に応じた最適な選択を考えるための参考にしてください。
EMS(国際スピード郵便)
速さと信頼性がある定番の選択肢。
EMSは日本郵便が提供する国際スピード郵便で、世界120以上の国と地域に対応しています。
航空便で最優先に取り扱われるため、主要国では2〜5日ほどで到着するのが特徴。
追跡機能や補償制度も整っており、ビジネス用途にも安心です。※補償は20000円までは無料、20000円以上は20000円ごとに50円という格安で保険を付けることができます。
また、送料の計算方法が実重量となっているため、大きな荷物も重量が軽い場合は安く送れるメリットがあります。DHLやFedEx、ECMSは箱の大きさ(容積重量)と実重量を比較して大きい重量が適用されるため、価格表(タリフ)が一見安くても大きな荷物を送ると割高になる場合があるので注意が必要です。EMSは実重量で送料計算がされるというところが大きなメリットの一つになります。
一方で、送料設定は若干高めなため、小さくて軽い商品などはDHLやFedExを使った方が安く送れることもあるかもしれません。
AIRMAIL(Registered)
コスト重視の小型・軽量商品向け配送。
AIRMAIL(Registered)は、航空便による通常郵便の一種で、EMSほど速くはないもののコストパフォーマンスに優れた配送方法です。書留(Registered)付きであれば追跡も可能なため、信頼性も確保できます。
ただし、出荷できる荷物のサイズと重量に制限(*1)があり、受注は取ったものの梱包したらサイズや重量がオーバーしてしまい出荷ができないというケースもあります。小さい商品や軽い商品にはおすすめですが、安価だからといって大きな商品で選択してしまうと郵便局に引き受けしてもらえないので注意が必要です。
(*1)ダンボールの3辺合計サイズが90cm以下、重量2kg以下の制限があります。
配送日数はおおむね7〜14日程度。
安価な商品や小物雑貨など、配送コストを抑えたいケースに適しています。
※2024年12月末サービス終了予定
DHL
スピード・サポート・ネットワークの三拍子が揃った国際配送。
DHLは世界最大級の国際物流企業であり、越境ECでも非常に人気があります。
配送スピードは抜群で、主要国なら2〜4日程度で配達完了。
関税対応やトラッキングもスムーズで、法人・個人事業者ともに安心して利用できます。
送料計算は容積重量が適用されますので、軽くて大きい荷物は送料が割高になる可能性があります。越境ECでDHLを利用する際は、決済時に容積重量を加味した送料をお客様から決済する必要があります。
NEOlogiではshopifyをご利用頂くことでショッピングカートに商品が入ったタイミングで容積重量を加味した正確な送料計算を行うことができます。
料金は高めですが、輸送品質・通関サポート面などで高品質のサービス受けることができます。
NEOlogiではコストを抑えた発送プランの提供も可能です。
※関税立替払い(DDP)が可能
FedEx / FedEx FICP
米国・欧州、豪州向けに強い安定の国際配送ネットワーク。
FedExはアメリカを拠点とする大手物流会社で、安定した輸送品質と通関スピードに定評があります。
特に「FedEx FICP(Freight International Connect Plus)」は、EC事業者向けに最適化された配送プランとして注目されています。
今までNEOlogiでは汎用的に利用ができる配送料金を持っておらず殆ど利用されていませんでしたが、新たにNEOlogi専用のアカウントが作成されましたので、FICPを含めたFedExのサービスをご利用頂けるようになりました。
各社配送料金が値上がりしていますが、FICPは比較的リーズナブルな料金になっていますのでクーリエをご検討の方はFedExのご利用も選択肢の1つになると思います。
※関税立替払い(DDP)が可能
ECMS
コスパ重視の越境EC特化型物流サービス。
ECMSはアジアを中心に拠点を展開する越境EC専用の配送ネットワークです。
ShopifyやAmazonなど主要ECプラットフォームとも連携しており、配送スピードとコストのバランスが非常に良いのが特徴。
追跡対応・関税前払い・現地配送の一括サポートなど、越境ECに必要な機能をまとめて提供してくれます。特に中国・香港・東南アジア向けのコストパフォーマンスは抜群です。
NEOlogiでは現時点(2025年10月時点)では利用ができませんが、近い将来ECMSがご利用頂けるようになりますので、その際は改めてアナウンスをさせていただきます。
※関税立替払い(DDP)が可能
まとめ:目的別の最適配送を選ぶ
| 目的 | おすすめ配送方法 | 特徴 |
| スピード重視 | DHL・FedEx | 2〜5日で到着、信頼性抜群 |
| コスト重視 | AIRMAIL(Registered)・ECMS | 安価で小型商品の出荷に最適 |
| 実重量 | EMS・AIRMAIL(Registered) | 大きい荷物も安く送れる |
| 関税立替払い | DHL・FedEx | 関税立替払い対応可能 |
越境ECでは「どの地域に、どんな商品を、どのスピードで届けたいか」で最適な配送方法は変わります。
NEOlogiでは、複数の配送キャリアが簡単に利用できたり、API連携による容積重量を加味した送料計算にも対応しています。
配送でお悩みの方は、ぜひ一度NEOlogiまでご相談ください。
株式会社ネオ・ウィング 取締役 / 物流代行サービス「NEOlogi」 責任者
物流業務の効率化・業務改善及び、ECに関する一連業務のDX支援など、EC運営経験およびNEOlogiで培ったシステム開発力でお客様の課題を解決します。
国内配送はもちろん、海外配送や越境EC運営でお困りのことがありましたらお気軽にお問合せください。