日本の倉庫から世界へ！越境EC物流を効率化する3つのポイント

近年、世界的にオンラインショッピングが拡大し、日本の商品を海外に販売する「越境EC」がますます注目を集めています。

しかし、越境ECで成功するためには“販売”だけでなく、“物流”をどれだけ効率的に設計できるかが大きな鍵になります。

この記事では、日本の倉庫から世界中にスムーズに出荷するための3つのポイントを、実際の物流現場の視点から解説します。

これから越境ECを始める方、または出荷効率を改善したい方はぜひ参考にしてください。

ポイント①：複雑な国際配送を「一元管理」する

越境ECでは、配送方法によって料金や配達日数が異なるため配送方法の選択が非常に複雑になります。
例えば同じ商品でも、アメリカへはDHLが速く、東南アジアへはECMSが安いなど、国・地域によって最適解が異なります。

さらに、

• 配送ラベルの作成
• 関税・インボイスの対応
• 各キャリアの追跡情報の管理
• 配送方法ごとの配送料金管理や出荷可能国の管理

といった作業がバラバラに発生するため、手作業ではどうしてもミスや遅延が発生しやすいのが現実です。

ここで有効なのが、「出荷の一元管理システム」の導入です。
NEOlogiのように複数キャリア（EMS、DHL、FedExなど）と連携している物流プラットフォームを利用すれば、
API連携で注文データを連携するだけで、伝票発行・追跡管理まで一括で完結できます。

ポイント：
複数の配送キャリアを使い分けるよりも、「一元管理」で人的コストと誤出荷を削減。

ポイント②：在庫と出荷データを一元管理する

越境ECでは、「注文→出荷→到着」までのタイムラグが国内ECよりも長くなります。
そのため、在庫情報のズレや出荷データの反映遅れがあると、
「在庫があると思って注文を受けたが、実際は欠品だった」というトラブルが起きがちです。

この問題を解決するためには、在庫と出荷データの一元管理が欠かせません。

具体的には：

• Shopify、BASE、ネクストエンジンなど複数のECカート・サービスとAPI連携
• 受注後に手動ではなく自動で倉庫へ出荷データを送信
• 倉庫側でピッキング・梱包後に在庫数量を毎日反映

これにより、ヒューマンエラーを防ぎつつ、出荷までのリードタイムを最短化できます。

NEOlogiでは、ECシステムとのAPI・CSV連携を活用して、
在庫更新や出荷通知を自動で反映できる仕組みを整えています。
これにより、販売者は「売ること」に集中し、物流は完全に自動化することが可能です。

ポイント：
データ連携を自動化することで、在庫ズレゼロ・手入力ゼロの運用へ。

ポイント③：国ごとのルール・コスト構造を把握する

越境ECでは、各国の関税・輸入規制・配送事情が異なります。
特に、2025年から注目されているのが米国のデミニミス（免税枠）廃止など、国際ルールの変化です。

例えば：

• アメリカでは通関時の関税が必ず掛かるようになりコストが変動・増加
• EUではVAT（付加価値税）が事前払いできるIOSS制度がスタート
• オーストラリア・カナダ、ニュージーランドなどではGSTの納税義務※対象国は年々増加傾向

これらの変化を把握せずに販売を続けると、想定外の追加コストや遅延リスクが生じます。

NEOlogiのような物流代行サービスでは、各国の最新ルールや税制を常にアップデートしており、
出荷方法や税対応を事前に最適化するサポートを行っています。

また、複数の配送手段（EMS・DHL・FedExなど）を比較して最適コストを提示できる点も強みです。

ポイント：
「国ごとの規制やコスト構造を知る」＝「トラブルを防ぎ、利益を守る」ことにつながる。

まとめ：物流の最適化が越境ECの成否を分ける

越境ECでは、「どのプラットフォームで売るか」よりも、「どう届けるか」で利益率が大きく変わります。販売・決済・カスタマーサポートが整っていても、物流が非効率だとリピート率は下がってしまいます。

そのため、
1️⃣ 出荷の一元管理
2️⃣ データ連携による自動化
3️⃣ 各国ルールの把握と最適化

この3つを意識することで、越境ECの物流は大幅に効率化できます。

NEOlogiでは、越境EC事業者の皆様が「日本から世界へ」安心して商品を届けられるよう、
倉庫保管・出荷代行・国際配送・通関サポートをワンストップで提供しています。

越境EC物流の最適化を検討中の方は、ぜひNEOlogiにご相談ください。